ソ連共産党第20回大会(ソれんきょうさんとうだいにじっかいたいかい)
1956年2月開催。スターリン死後最初の大会であったが,最終日25日にフルシチョフが秘密報告を行い,スターリン個人崇拝とその結果について告発した。多数の無実の人々が不当に逮捕処刑されたとして,スターリン派の例をあげて説明した。秘密報告は全員に口頭で知らされたが,外国党に渡されたコピーがアメリカ国務省の手に入り,6月公表された。そのため,ソ連党も「スターリン個人崇拝とその結果について」という6月30日付の中央委員会決定を発表した。 (山川 世界史小辞典(改訂新版), 2011年, 山川出版社)
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