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スタンボリースキ

1879~1923 ブルガリアの政治家。農学校で学んだのち1898年学校教師となり,1900年ドイツに留学。02年帰国し農民同盟に参加。機関紙の編集に携わり,論文,記事を執筆し農民同盟の思想的基盤を固め,全国的組織の拡大に貢献した。バルカン戦争,第一次世界大戦に際しては反戦を唱え,15年9月国王フェルディナント1世と会見後不敬罪で逮捕されたが,18年9月兵士反乱時に釈放され反乱兵士を支援。パリ講和会議に参加しヌイイ条約に調印し,農民同盟の躍進に伴い首相(在任1919~23)となった。農地改革,実学重視の教育改革を行い,荒廃した国土復興のため勤労義務制を導入。周辺諸国との関係修復をめざしたが,23年6月軍事クーデタにより殺害された。 (山川 世界史小辞典(改訂新版), 2011年, 山川出版社)

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