スコータイ朝(スコータイちょう)
Sukhothai タイ北部のスコータイとシーサッチャナーライを中心にして,13世紀半ばにクメール人の支配から自立したタイ人が興した王朝。第3代のラームカムヘーン王時代が最盛期で範域を広げたが,以後弱体化し,15世紀半ばにアユタヤ朝に吸収されて王統が絶えた。ラームカムヘーンをはじめ歴代の王たちは上座仏教に篤く帰依して,仏像や寺院を多数建立した。14世紀の第6代リタイ王は仏教的宇宙観の書『三界経』(さんがいきょう)の著者とされる。 (山川 世界史小辞典(改訂新版), 2011年, 山川出版社)
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