「水晶の夜」事件(すいしょうのよるじけん)
Reichskristallnacht 1938年11月9~10日の夜に起こったナチス・ドイツ下最大のポグロム事件。ユダヤ系青年によるパリのドイツ大使館員狙撃を口実に,ナチ党指導部の指示で全国各地で突撃隊(エス・アー〈SA〉)などナチ組織がシナゴーグの焼き討ち,ユダヤ商店・住宅の破壊,ユダヤ人への人身攻撃などを実行した。破壊されたショーウィンドーなどのガラス片が散乱する様子から,この名がつけられた。 (山川 世界史小辞典(改訂新版), 2011年, 山川出版社)
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