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団練(だんれん)

中国の農村で組織された自衛武装組織。自衛武装組織自体はどの時代にもみられるが,とりわけ清末に多くみられたものは郷紳(きょうしん)層を核に地縁・血縁で結成されたものが多く,太平天国の侵攻の時期には各地で組織された。曾国藩(そうこくはん)が組織した湘軍(しょうぐん)は湖南の団練を統合したもの。郷紳層がその中心となり,やがて地方分権化の傾向を強め,軍閥の母体になった。 (山川 世界史小辞典(改訂新版), 2011年, 山川出版社)

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