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ダライラマ

Dalai bla ma 1578年,モンゴルのアルタン・ハーンがゲルク派の高僧ソナムギャムツォを青海地方に招いて奉じた称号の省略形。ソナムギャムツォの名前の後半部分ギャムツォのモンゴル語訳「ダライ」に,高僧を意味するチベット語「ラマ」を組み合わせた語である。のちに二人の前世者もダライラマと呼ばれるようになったため,ソナムギャムツォはダライラマ3世と通称される。ダライラマ5世に至ってダライラマ位はチベットの最高権威者となり,その影響力はチベットばかりかネパール,モンゴル,満洲の人々にまで及んだ。 (山川 世界史小辞典(改訂新版), 2011年, 山川出版社)

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