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竪穴住居(たてあなじゅうきょ)

地を穿って地下に家屋の床面を設けた居住用家屋。まず所要の広さに穴を掘り,床面を平らに整え,屋根を設ける。床面にはその多くに炉,柱穴があり,あるいはまわりに周溝を有するものも存する。夏涼しく,冬暖かいが,湿気も多い。新石器時代,この種の住居は各地で行われた。初現は旧石器時代にあるとさえいわれ(ドン川流域ガガリノ),中石器時代には確実に存在した(フランス,タルドノワ遺跡,カンピニー遺跡)。中国では,西安市半坡(はんぱ)遺跡,日本では縄文時代からあり,地方によっては平安時代まで存続した。 (山川 世界史小辞典(改訂新版), 2011年, 山川出版社)

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