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ターター財閥(ターターざいばつ)

Tata インドを代表する財閥の一つ。パールシーのターター家が,ボンベイの持株会社ターター商会を通じて支配する。創始者のジャムセトジー・ターター(1839~1904)が,1860年代末,アビシニア遠征への補給から得た利益を,綿業に投資して基礎を築いた。1907年にはジャムシェドプルに,全額インド資本によるターター鉄鋼会社を設立,重工業に進出した。民族資本とされるが,鉄の主な顧客が政府や鉄道だったことなどから,植民地政府との関係も深かった。有名なタージマハル・ホテルもターター系列。 (山川 世界史小辞典(改訂新版), 2011年, 山川出版社)

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