タジキスタンの主要民族で,アフガニスタンでもパシュトゥーン人に次ぐ人口を持つ。スンナ派ムスリムで,主に定住農耕民。タジキスタンでタジク語,アフガニスタンでダリー語を用いるが,ともにペルシア語に近い。両国東部にまたがるバダフシャン地方と,中国西端のタシュクルガン・タジク自治県に住むタジク人は,タジク語と異なる東イラン系の言語を話すイスマーイール派ムスリムで,「パミール諸民族」とも呼ばれる。 (山川 世界史小辞典(改訂新版), 2011年, 山川出版社)
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