タウングー朝(タウングーちょう)
Taunggu/Toungoo 1531~98 タウングーはビルマ南部,シッタウン川流域にあって,中央平原地帯とデルタの中間点に位置する交通の要衝。1491年周辺の城市を併合し,ダビンシュエティー大王(在位1531~50)は1538年イラワジ川流域全体を支配下に置き,都をペグーに遷した。東はラオスまで支配圏を広げ農業と海上交易で栄えたが,地方には「王」の支配する城市が存在したため,政権は安定しなかった。98年ヤカインやアユタヤの攻撃を受け,崩壊した。 (山川 世界史小辞典(改訂新版), 2011年, 山川出版社)
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