台湾総督府(たいわんそうとくふ)
日本が台湾を植民地統治するための行政機構。1895年下関条約批准後,台湾総督府が設置され,台湾総督には律令制定権や軍事権などの絶大な権限が与えられた。1898~1917年までは旧慣尊重政策にもとづき,土地調査を実施し,産業インフラを整備,植民地教育を行った。18~35年までは内地延長主義にもとづき,本国の法律を台湾に適用し,同化政策を推進した。36~45年には皇民化政策を実施,日本語常用や神社参拝を強要し,台湾住民を戦時動員した。 (山川 世界史小辞典(改訂新版), 2011年, 山川出版社)
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