琉球(りゅうきゅう)船が台湾に漂着し乗員が先住民に殺されたことを理由に1874年,日本が台湾に出兵した事件。大久保利通(としみち)や大隈重信(おおくましげのぶ)らは,征韓論をめぐる士族の不満をそらすために出兵を計画した。木戸孝允(たかよし)の反対にあうが,西郷隆盛の強硬意見で出兵は実行された。そして中国にはこの出兵を「保民の義挙」であると認めさせることに成功した。 (山川 世界史小辞典(改訂新版), 2011年, 山川出版社)
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