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太宗〔朝鮮〕(たいそう)

T'ae-jong 1367~1422(在位1400~18) 朝鮮王朝の第3代国王。本名は李芳遠(りほうえん)。太祖李成桂(りせいけい)の5男として生まれ,父の朝鮮建国をたすけた。建国後は靖安大君(せいあんたいくん)に封じられたが,幼弟を殺害して定宗を第2代の国王につかせ,定宗から位を譲り受けて王位についた。即位後は王権の強化に意を注ぎ,六曹直啓(ろくそうちょくけい)制(六曹の長官が直接国王の裁可を求める制度)を実施するとともに,官制の整備を行った。第4代世宗に譲位した後も,上王として軍権を掌握した。 (山川 世界史小辞典(改訂新版), 2011年, 山川出版社)

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