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大アジア主義(だいアジアしゅぎ)

日本を盟主としてアジア諸民族の連帯を訴える主張。アジア連帯論は明治初年より唱えられ,特に自由民権論のなかでいろいろの形で主張された。しかし明治20年代には連帯論は大アジア主義の形をとり,本質的には明治政府の大陸侵略政策を擬装するようになった。以後,日本の右翼団体の綱領の有力な一つとなり,これに対して中国では批判,警戒をした。大東亜共栄圏の構想はこの主義の継承である。 (山川 世界史小辞典(改訂新版), 2011年, 山川出版社)

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