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屯田制(とんでんせい)

中国で国家が耕作者の集団を置いて官有地を耕作させる方法。軍屯と民屯とがあり,前者は主に辺境の軍隊が食糧を自給するため設けられ,ふつう兵士とその家族が耕作する。漢以来歴代の王朝にもある。後者は曹操(そうそう)が内地に設けた屯田が最も有名で,屯田民は小作形式で収穫の5~6割を納め,魏の有力な財源となった。民屯もその後歴代あって,唐宋では多く営田と呼ばれた。 (山川 世界史小辞典(改訂新版), 2011年, 山川出版社)

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