豊臣秀吉(とよとみひでよし)
1537~98 日本の安土桃山時代の武将。尾張国中村の人。織田信長に仕え,頭角を現す。本能寺の変に接し,明智光秀を討ち,続いて柴田勝家を破って信長の後継者となる。1590年全国統一を果たす。92年,明の征服を目的に朝鮮に侵攻(文禄の役,壬辰(じんしん)の倭乱)。平壌(へいじょう)の役で明軍に敗れ撤退。その後の日明交渉は難航し,97年に戦闘が再開され(慶長の役,丁酉(ていゆう)の倭乱),翌年8月の秀吉の死によって終了した。日本では立身出世の人物として人気があるが,朝鮮では国土を荒廃させた侵略者である。 (山川 世界史小辞典(改訂新版), 2011年, 山川出版社)
⇒日本史小辞典:豊臣秀吉(とよとみひでよし)
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