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トゥルシーダース

1532~1623 中世インドの宗教思想家,作家。ラーマーナンダの教えを,その6代目の後継者から学んで各地を遊歴した。1574年にアヨーディヤーで書き始めてから10年ほどかかって『ラームチャリトマーナス』を完成した。これは『ラーマーヤナ』から題材をとり,ヴィシュヌに対する献身的信仰を説いたもので,ヒンディー文学の傑作である。その後ヒンドゥー教に大きな影響を及ぼしただけでなく,今でも北インドの人々によって愛唱されている。 (山川 世界史小辞典(改訂新版), 2011年, 山川出版社)

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