トゥルクメン人(トゥルクメンじん)
トゥルクメニスタンとイラン東北部を主たる居住地とするトルコ系民族。母語はトゥルクメン語で,スンナ派イスラームを信奉。歴史的には10世紀から文献に登場し,14~15世紀には黒羊(こくよう)朝,白羊(はくよう)朝などを建設した。現トゥルクメン人はカスピ海東部に移動したその一派と目されるが,直接の関係をたどるのは困難である。ヒヴァ・ハン国,ブハラ・ハン国などに服属したが,帝政ロシアに征服され,ロシア革命後1924年にトゥルクメン・ソヴィエト社会主義共和国を建てた。 (山川 世界史小辞典(改訂新版), 2011年, 山川出版社)
この記事が気に入ったらいいね!しよう