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ウルトラモンタニスムス

Ultramontanismus ラテン語のultra montes(山〈アルプス〉の彼方)に由来する語で,ローマ教皇至上権の主張をさす。特にその反対者たちが,親ローマ勢力を攻撃するために用いた言葉である。フランスでは古くガリカニスムに対する反対者が〈ultra montane〉と呼ばれたが,ドイツでは文化闘争の際カトリック勢力に「反国家的存在」の烙印(らくいん)を押すために用いられ,同じ意味でナチスの時代にも使われている。 (山川 世界史小辞典(改訂新版), 2011年, 山川出版社)

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