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ウォロフ王国(ウォロフおうこく)

Wolof ジョロフ王国ともいう。西アフリカ,セネガンビア地域に居住するウォロフ人の古王国。口誦伝承によるとウォロフ人の始祖ンジャージャン・ンジャイの時代以降,12世紀末から14世紀にかけて国家形成が進行した。最初にジョロフ王国が建設され,16世紀半ば以降カヨール,ワーロ,バオルなどの小王国に分裂した。各小王国は大西洋奴隷貿易を通じて繁栄したが,19世紀後半,フランスの侵攻により崩壊した。このときカヨール王国のラット・ジョール王は最後まで抵抗したことで知られる。 (山川 世界史小辞典(改訂新版), 2011年, 山川出版社)

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