ヴィットーリオ・エマヌエーレ3世(ヴィットーリオ・エマヌエーレさんせい)
Vittorio Emanuele ・ 1869~1947(在位1900~46) イタリア国王。父王ウンベルト1世が暗殺されたあとを継いで1900年に即位。第一次世界大戦後の社会危機のなかで22年にムッソリーニを首相に任命して,ファシズム政権に道を開いた。43年,連合軍に降伏後,反ファシズム勢力からファシズムとの連帯責任を問われて,皇太子を国王代行に任命し,46年に退位した。その直後に行われた国民投票で君主制の廃止が決まり,サヴォイア家の支配は終了した。 (山川 世界史小辞典(改訂新版), 2011年, 山川出版社)
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