ワトー

Jean Antoine Watteau 1684~1721 フランスの画家。牧歌的な田園風景のなかで優雅な八組の宮廷風の男女が愛を語らう情景を描いた「シテール島の巡礼」(1717年)によって認められ,「雅宴の画家」と呼ばれた。叙情性をたたえた優美,華麗で繊細な画風を確立して,18世紀ロココ絵画の創始者となったが,結核で早逝した。他にも大作「ジェルサンの看板」や,演劇人を題材にした作品などを残している。 (山川 世界史小辞典(改訂新版), 2011年, 山川出版社)

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