ワッハーブ派(ワッハーブは)
外部からサウジアラビアの宗教を表す用語。サウジアラビアではムワッヒドゥーン(唯一神信仰者)の語を用いる(同国国教は公式にはハンバリー派イスラーム)。イブン・タイミーヤなどの影響を受けた18世紀のムハンマド・ブン・アブドゥルワッハーブの宗教純化運動を起源とし,シャリーアの厳格な適用を特徴とする。20世紀初頭のアラビア半島における半農半軍の信仰共同体,イフワーン運動のイデオロギーとなるとともに,現代のイスラーム復興運動にも大きな影響を与えている。 (山川 世界史小辞典(改訂新版), 2011年, 山川出版社)
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