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「四つの現代化」(よっつのげんだいか)

中国における工業,農業,国防と科学技術の近代化をさす。国の方針として1975年の第4期全国人民代表大会(全人代)によって初めて提起された。しかし,当時の中国は文化大革命末期の混乱のなかにあり,同方針は実行に移されなかった。文革終結後,華国鋒(かこくほう)政権は「四つの現代化」を国策として再強調し,経済建設に力を入れた。80年代以後,改革・開放路線が深まり,近代化の目標は経済から社会・政治体制へと拡大。経済建設中心論が「四つの現代化」に代わり,国の基本方針となっている。 (山川 世界史小辞典(改訂新版), 2011年, 山川出版社)

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