ユダヤ戦争(ユダヤせんそう)
Jewish War ローマ帝国に対するパレスチナのユダヤ人の反乱。後6年から属州となったユダヤでは,総督による皇帝礼拝の強制や税の賦課への不満がくすぶっていたが,66年大反乱が生じ,第1次戦争となった。のちの皇帝ウェスパシアヌスとティトゥスによってマサダ砦を最後として70年に鎮圧された。その後ユダヤ民族は存続を許されたが,131年,ベン・コシバ(バル・コホバと称す)を中心に第2次戦争を起こした。ハドリアヌス帝によって鎮圧され,ユダヤ民族はイェルサレムから追放された。 (山川 世界史小辞典(改訂新版), 2011年, 山川出版社)
この記事が気に入ったらいいね!しよう